脱脂ジャージー乳のヨーグルトを食べたよ
ジャージー乳は、ジャージー種(茶色)の牛からとれる牛乳で、ホルスタイン種(黒と白のまだら)からとれる牛乳よりも高脂肪でコクのある牛乳です。
その、ジャージー乳使用のヨーグルトを購入し、食べてみたら、期待を裏切る味でした。
説明書きをよく見ると、
このヨーグルトは、ジャージー生乳の脂肪分のみを取り除いた低脂肪乳にゆずを加え、ゆずの風味ゆたかに仕上げました。
ジャージー生乳の脂肪分のみを取り除いた
ジャージー生乳である意味がなくなってしまったような気がします。
私の味覚が鈍いのかもしれず、乳脂肪分以外の部分にジャージーらしさがあるのではないかと、ふたくち、みくち、食べてみましたが違いがわかりません。
昔の、安いタイプのハードヨーグルトから脂肪分を取り去ったような味です。
牛乳は、大まかに「水分と乳脂肪分と無脂乳固形分」でできています。
水分・・・水
乳脂肪分・・・バターになるところ、脂肪(ホルスタイン種は3.5〜3.8%、ジャージー種4〜5%)
無脂乳固形分・・・タンパク質、ミネラルとか(牛乳は8%以上ときめられている)
無脂乳固形分は、決められているので、違いを発揮するべきところは乳脂肪分しかないのに、その重要な乳脂肪分を抜いてしまったジャージー乳で、ジャージーらしさというのは表現できるのだろうか。
「いや、ジャージー牛乳はビタミンAが多いんだよ。だから普通の牛乳よりやや黄色っぽいし。」
という意見もありそうですが、残念ながら、ビタミンAは乳脂肪と一体化しているので、脱脂するときに一緒になくなっています。
脱脂されたジャージー乳で作られたヨーグルトを食べながら、
迷走するうちの会社にとって重要なヒントが隠されているような気がしました。
でも今日は夜遅いし、眠いのでもう寝ようと思います。